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「どうしてジュエリーの職人になったんですか?」って、
聞かれる機会が少なからずあります。
もともと子供の頃から手先は器用で図画工作は得意でしたが、
発想の奇抜さのあまり思った物が作れたことはほとんどない少年でした、、、、
ジュエリーの職人の父の背中は見て育ちましたが興味はあまりなくて、、、
「どうしてジュエリーの職人になったんですか?」って
どうしてか、、、、、即答できない私がいたりします
遡ること25年前、自分の進路を決められずにいた私に、、、、、ふがいなかった私に、、、、、
「仕事教えたる」、、、父の一言でした。
とても厳しい父だったので、、私にとっては辛い修業時代がはじまりました。
毎日基本の繰り返し、下積み修業、熱さや汚れ作業、昔ながらの宝飾品を作る厳しい仕事場でした。
早く終業時間がこないかと耐えている毎日でした。
何かの話の流れで、外の世界を見ることも必要って話になり、、、、
これ幸いと父の得意先のジュエリーの卸屋さんに務めることになったのですが、、、
景気も良かった頃で、華やかなジュエリー販売の仕事で、、、、、
それまでとは一転して楽しい毎日がはじまりました。
おそらくそのまま何事もなければ今の私はなかったかもしれません、、、
務めて一年ほどたった冬の日、、、、家が小さな火事になったのです、、、、
父が右手に火傷を負いました、、、入院からはすぐ戻ったのですが、
父の仕事は止まり、、、完治の見込みは不明とのこと、、、、
手は職人の命です、、、、
父を手伝うために私は家業に戻ることになりました。
それ以降、、、、いろいろ、、、、、多々、、、、、、紆余曲折、、、、
出会い、、、、きっかけ、、、、挑戦、、、、、挫折、、、、、
現在に至ります、、、、、、、、、
でも、最近知り合った方に、この話をして言われた一言が、、、、
「ジュエリーがあなたを呼びもどしたのよ」って、、、、
すごく私のジュエリーを評価してくださる方なので、、、すごく嬉しく、すごく嬉しく、
すごくすごく重く受け留めさせていただきました。、、、、、
ジュエルハンズ